みどりいろのブログ

旅をすること、本を読むこと、美術館めぐりが好きな20代です。
旅先で出会う、おいしい食べものとお酒にも目がありません。
ささやかな日常をつれづれに。

かわりゆくもの

こんばんは。
ばたばたとしていたら、気が付けば夏が終わってしまって、
秋どころか冬の気配がしてきましたね。
この夏は本当にあっという間に過ぎてしまいました。


じつは年明けから夫の仕事などのつごうで海外に行くことに。
元旦に極寒のアメリカ北部の州に向かって出発です。
海外旅行にはいったことはあるけれど、アメリカにはいったことがなく、
ましてや住んだこともないので、不安は高まる一方。。
とはいえ、全くの新しいことになるので、人生こんな期間があってもいいなと。


べつに向こうに永住するというたいそうなものではなく、
期間限定のアメリカ生活で、夫も一緒で頼もしいはずですが、
日本にいる家族、おともだち、仕事でお世話になっているひとびとと
しばしお別れになることが、何とも切ない気がします。
コロナで余裕で1年以上会えていない人もいるのに、ふしぎ。


今年はコロナで実家にも全く帰れなかった中、お仕事で札幌によく行っていました。
大変なことも、苦しいこともありましたが、
いっしょにお仕事をしてくださる方々にとても恵まれ、
またおいしいお店と気さくな人たちにも恵まれ、
札幌が、そして札幌でお世話になった方々が大好きになりました。
出国まであと残すところ数回の旅になったのが何ともさみしい。

人生はかわりゆくものかと思いますが、いろいろ目まぐるしいなあと思います。
出来る限り、ひととの出会いを大切に、誠実に一生懸命やっていれば、
いつの日か再会できたときに、当時を振り返ってまたおいしいお酒が飲めるでしょうか。


と言いつつまた近々札幌の旅の予定が入っています。
それではまた次回。

おいっこちゃん

こんにちは。
いつの間にか梅雨も終わって、あっという間に夏になりましたね。
うっかりしているともう7月で、1年の半分が過ぎてしまいました。


ちょっと前のこと、妹に息子ちゃんが産まれました。
出産翌週、さっそく妹家族に会いに弾丸日帰りで関西へ。
コロナ前はしょっちゅう帰っていたのですが、なかなか帰れず、
妹に会えたのはじつに2年以上ぶりでした。


泊まり込みで世話をしている母が迎えに来てくれて、家に入ると、
妹がチェロをゴーゴー弾いている!?
その後ろでおいっこちゃんがすやすや寝ていてびっくりしました。


みるくとおむつかえを一度づつやらせてもらいましたが、
一度体験しただけでもとても大変で、育児の大変さを思い知りました。
妹はママ10日目ですが、つよいことつよいこと。
でも今朝はおむつを替えたときにおしっこが顔に直撃し、心が折れたとのことです。
そりゃつらいよね、よくがんばっているよ、、とただただ尊敬と応援の気持ちです。


本当は、これからもしょっちゅう会いに来たいところですが、
私の家から妹の家までは新幹線を使っても4時間と、
なかなか会いに来れないところがもどかしい気持ちです。
せめてコロナじゃなければ2か月に1回くらいは様子を見に行くんだけどなあ。
姉の私にできることは、遠くの地からエールを送ることと、Amazonを送ることくらいなのです。。


おいっこちゃんのかわいいお写真はじぶんの写真フォルダに収め、
関係はないけど例の"はなのな"はなのな - みどりいろのブログでの1枚を貼っておきます。

つぎ会えるのはいつになるのかな。
妹ちゃん、旦那さん、おいっこちゃん、ファイティン!


それではまた次回。

いちまいのえ

こんにちは。
梅雨に入って(?)、すこし蒸してきましたね。


最近ゆっくりじっくり読み進めているのが、こちらの『いちまいの絵』です。
おすすめする絵をそれぞれ10ページ弱で、その背景や魅力をマハさんの視点からやさしく語りかけてくれる一冊です。


美術館をめぐるのは大好きですが、私自身はなんら美術の知識はありませんので、マハさんの紹介にひとつひとつ感動しています。
今のところのお気に入りはポール・セザンヌの『セザンヌ夫人』。


わたしの凡庸な感性では絵のすごさが特にわからず、スルーしてしまいそうですが、当時の女性はそとで髪をおろすことがなく、セザンヌとご婦人のとてもプライベートな時間を切り取った一枚だそうです。
セザンヌの、対象を深く研究する姿勢と同時に妻を愛する気持ちが存分に伝わる1枚だと解説されており、その解説を読んだとたんこの絵がとても愛おしいものに感じました。(なんて簡単な性格!)

Portrait of Madame Cézanne with Loosened Hair - Wikipedia


またマハさんの解説で面白かったのが、数年ぶりにMETでこの絵を見たとき、『久しぶりの同窓会に出かけていって、ずっと片思いをしていた憧れの人が来ていると知ったー-そんな感じだった。』という記述です。
最近ようやく理解したのですが、名画は世界のさまざまな美術館を旅していて、ふとした時に懐かしい大好きな絵に再開できる、そんな楽しみもあるのですね。


わたしの片思いは、、レッサー・ユリイの『夜のポツダム広場』(ひとめぼれ - みどりいろのブログ)でしょうか。。
となると『セザンヌ夫人』は、ずっと話に聞いていた友達の大好きな人、みたいな感じになるのかな~、とぼんやり考えました。


はやく梅雨が明けて、夏が来ればいいなと思います。
それではまた次回。