みどりいろのブログ

旅をすること、本を読むこと、美術館めぐりが好きな20代です。
旅先で出会う、おいしい食べものとお酒にも目がありません。
ささやかな日常をつれづれに。

はなのな

お久しぶりです。
いよいよ夏が近づいてきて、半そでの季節ですね。


ばたばたしたり、ぼーとしたりしているとあっという間に季節が過ぎてしまい、ブログの更新もすっかり滞ってしまいました。


コロナ生活も3年目?に突入した今さら、運動不足を嘆いて、ストレッチをはじめました。
それに加えてちょっとお外をウォーキング。
レベルはとても低いですが、ずっと家にこもりきりで、うっかりしていると平日5日間、マンションの階段すら1回も降りない生活を見直そうという計画です。


お外をのんびり歩いてみると、あたたかくなりお花がたくさん咲いているのをみかけました。
そこでふと、指導の先生から教えてもらった"はなのな"をつかってみよう!と。


"はなのな"とは、アプリの名前で、アプリを起動してお花にかざすとその名前を調べてくれるアプリです。
千葉工業大学さんが開発したアプリで、今話題のディープラーニング機能を使っているとのことです。
ハナノナ - 花認識サービス - STAIR Lab.


本日撮ってみた2枚がこちら。
お花に詳しい方からしたら、こんなお花は調べるまでもないかもしれないのですが、お花の名前がすぐに出てきたとき、とっても感動しました!
こちらは写真用ですが、かざしている最中は"どくだみ 78%"などと、マッチ度合いがでてきます。カメラを近づけるとマッチ度合いが高まっていくのです。

先生はポケモンを集めているようで楽しいと、おっしゃっていまして、おちゃめな表現だあと思いました。
これまでは楽しんでいる先生を想像して楽しんでいましたが、わたしもすっかりはまってしまいそうです。


さいごに、最近のブームはEvansのLittle Luluです♪
以前よく聞いていましたが、ひさびさにきいてもやっぱりいい曲。

Little Lulu - Bill Evans


書き始めると、あれやこれや書きたくなるなとかんじました。
それではまた次回。

はるのこころ

こんばんは。
桜の季節があっという間に過ぎ、すこしせつない気持ちです。


世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし (在原業平)


という歌を久しぶりにとあるお世話になっている方からお聞きし、あらためて日本人は昔からさくらが大好きなんだなあ、と思いました。


月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 
我が身ひとつは 元の身にして (在原業平)


業平の歌を調べてみたところ、ついでにこちらの歌とも出会い、こちらもドキッとする歌だなあと思いました。
東さんの『後悔が~』もちょっぴりせつない春の気持ちをうたっていましたが、春はひとびとの心をなんだか少しせつない気持ちにするのですね。
テレワークで引きこもっているうちに桜をの季節を逃してしまったことが、ちょっぴりどころかとっても切ない今日この頃です。


桜の写真はとりそびれましたが、久しぶりに会ったとても仲の良い友達が、チューリップのお花をくれました。
とくに何でもない再開に、お花をくれる彼女の素敵な気遣いに感謝です。

来年の春はどんな春をむかえていることでしょう。
それではまた次回。

いっしゅうまわってこころにささる

こんばんは。
今日はとっても寒い日で、いっきに冬に戻ったような一日でした。


やっと長く続いたまんぼうも終わりとなり、コロナも落ち着くことを祈り続ける今日この頃です。
と言いつつ、つぎの波はいずれやってくるでしょうから、つかの間のボーナスタイムとなるような気もしてしまいます。


近ごろ原田マハさん続きでしたが、久しぶりに島本理生さんを読んでみました。
よだかの片想い | 島本 理生 |本 | 通販 | Amazon

この本は学生時代にハードカバーで購入したのですが、当時はいまいち惹かれず、読んだのは途中まで、内容も全く覚えていませんでした。
ところが今回読んだところ、どんどん引き込まれてしまい、一気に読み終えてしまいました。


昔しっくりこなかった本が、年を経て再開した時に、全く違う印象を魅せること。
これって本に限らず、例えば食べ物やお酒、旅先、映画などでもあるあるではないかなと、思います。
自己満足かもしれないのですが、ちょっと考えかたが成長しその魅力を理解できるようになったんじゃないかなと、照れくさくなるような気持にもなります。


『よだかの片思い』に出てくる、よだかは、宮沢賢治先生の有名な『よだかの星』に出てくるよだかを連想させます。
大学で物理学を専攻する女の子と、女性関係には困らない映画監督とのお話ですが、お二人の関係性もさることながら、主人公の女の子に惹きこまれる物語でした。
なんと伝えればよいのか難しいのですが、中高生の私がこの本をよんだら共感できた気がしますが、大学時代の私が読んだら逆に共感できなかったと思います。(じっさい、完読できませんでしたし)
ただ、今の私にとっては、いっしゅうまわってこころにささる一冊でした。


じぶんで理解しているつもりの自分自身と、ほかの人からみた自分自身というものは異なること。
自分なんてと沈むときがあっても、自分自身には気づけない良い点をほかの人が見てくれていることもあるということを、やさしく教えてくれた島本先生に救われる思いでした。


寒さははやめに過ぎ去り、春が早く訪れてくれればよいなと思います。
それではまた次回。