みどりいろのブログ

旅をすること、本を読むこと、美術館めぐりが好きな20代です。
旅先で出会う、おいしい食べものとお酒にも目がありません。
ささやかな日常をつれづれに。

よりどころ

こんばんは。
春のけはいが色こくなってきましたね。


今週は、ひとことで言うと、原田マハさんの週でした。
ふとしたきっかけで常設展示室を読み返したのを皮切りに、マハさんの主に短編小説をいくつか読み進めて、あっというまに1週間(主に週末)が過ぎた気がします。
原田マハ 『常設展示室―Permanent Collection―』 | 新潮社
原田マハ「あなたは、誰かの大切な人」特設サイト|講談社文庫
『夏を喪くす』(原田 マハ):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部

原田さんは、ひとりひとりの素朴な人生に、絶妙に素敵にスポットライトを当てて描かれるなと、いつにもまして感動しました。
なにかとくべつでなくても、日々一歩ずつ過ごしていきたいと思います。


常設展示室に少し話をもどすと、私は美術館に行くのが好きですが、混雑している美術館が何とも言えず苦手です。。
注目の企画展ほど人でぎゅうぎゅうで、まるでベルトコンベアーのように人の波にのまれながら、、となり、どっと疲れてしまう。
都心の大々的に宣伝している企画展は魅力的ですが、なかなか及び腰になり気味です。
常設展示室はその点、人の入りも多くなく、ゆっくり出来てよいなとあらためて思いました。


私が一番(といってもまだ数回いったのみですが)好きな美術館は「ポーラ美術館」です。
印象派を収蔵する超有名どころかと思いますが、箱根という土地にあるおかげか、人が密集することもなく、ゆっくりとした時間を過ごせます。


仕事や日々につかれたとき、そうだポーラに行こうと、何となく心のよりどころになるところです。(そうそう、簡単に行けるような近場にはないのですが。。)
たしか、私がマハさんを知るきっかけになった「あの絵の前で」の中の1作も、ポーラ美術館が舞台になっていました。
〈あの絵〉のまえで | 株式会社 幻冬舎

はやくコロナが収まって、旅に出かけられる、美術館でゆっくりできる日が戻ってこればいいなと思い続けている今日この頃です。


それではまた次回。